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- 呪文 -

疲れて倒れそうだったココロ
苛立って抑えがきかなかったココロ
投げやりでささくれだっていたココロ

あなたの優しい声で
全て涙に変る
『愛しているよ』の呪文に
あたしのココロが呪縛から解き放たれる
とめどなく流れる雫に
あなたのキス

あたしは あなたの腕の中で
優しい眠りに落ちる
聞こえるのは・・・
『離さないよ』の呪文だけ

poem by. 愛深(あみ) さん

- 傷 -

じりじりと照りつける太陽の陽射しが
古傷を抉る
いっそ身体ごと燃えてしまえばと思う

突然暗雲が空を包み
逃げられない不安と恐怖があたしを襲う
振り出した雨に打たれ
ただ立ち尽くす

焼け爛れた傷に
雨がしみて痛みが増す
この苦しみは 一体いつ終わるのだろう
この傷は いつ癒えるのだろう
あたしは何処へ逝くのだろう

前の見えない程のどしゃぶりの雨に
先が見えない恐怖を重ねて怯えるあたしは
何処へ・・・

poem by. 愛深(あみ) さん

- 血の涙 -

雨の中 傷ついて震えている子猫を
救えなかったあたしは 血の海を見た

助けを求める子猫に背を向けたあたしは
流れる血が止まらないように願った

子猫の涙を奪ったあたしは
他にすべも知らず
盲目になり 繰り返し繰り返し
血の海を見たいと願った

罪を犯したあたしには
雨のように沢山の剣が突き刺さり
気づいた時には 流れる血よりも
もっともっと大きな痛みに 傷に
困惑して泣いた

子猫の痛みを感じなかった傷と血で
心と身体に痛みを覚えさせようと
繰り返し繰り返し 血の海を広げた

あたしの瞳から流れるのは
赤い血の涙だった

poem by. 愛深(あみ) さん

- 泣かない事 -

目の前に沢山涙が見えるんです
だから私は泣かないんです

競り上がる何かを喉元で塞き止めて
そして敢えて深呼吸してから笑うんです

その笑顔を向けたあなたが
安心して眠る事ができれば
それだけでいいから

頬に涙の流れた痕を
残しながら眠るあなたに
そっと投げKISSを贈るから

今夜は月がスプーンの様だから
あなたの涙も掬って行ってくれるから
ゆっくり眠れるといいね

poem by. BAKU2 さん

- あたしの蒼い空 -

ベッドから見上げた空は
白い雲に覆われ
探しても探しても
蒼い空が見えない

横たえた身体は 疲れ過ぎて
苦しみもがいた心は 元の姿を失い
生きていることさえ 感じられない

あなたの腕の中で優しい眠りについて
いっそ蒼い空に上り
あなたに愛いっぱいの碧い風を届けたい

あなたの腕の中で見上げた空は
遥か遠く 手を伸ばしても届かない

遠退く意識の中
あなたの「愛してる」の囁きが聞こえた
ああ あたしは まだ生きている

あなたの温もりを感じながら
小さく呟く
「好き」
聞こえたかな?

poem by. 愛深(あみ) さん

- 涙のとなりに・・・ -

涙のとなりに いつも貴方がいる

涙の代わりに
貴方の優しい笑顔をもらった

私は涙を流せば流すほど
そこに優しさが生まれることを知った

涙の向こうに
いつも貴方が微笑んでいるのが見える

スプーンのような月の夜
貴方の笑顔の傍で優しい眠りにつきたい

私の涙にキスをしてくれる貴方に
「愛してる」と小さく呟いて
眠りにつく

poem by. 愛深(あみ) さん